ビュクリュカレ
松村 公仁 アナトリア考古学研究所研究員
第3次ビュクリュカレ発掘調査経過報告(2011年)
発掘状況
土器出土状況
調査は既に予定の半分が経過しました。
本年度新たに設定した発掘区では第2層ヘレニズム時代の建築遺構が出土し、それを壊して第1層イスラム時代の堀込み式の建築遺構が作られていました。ヘレニズム時代の建築遺構の下にはさらに後期鉄器時代の建築層が厚く堆積しています。その下にはヒッタイト時代の建築機構の礎石が顔をのぞかせています。
発掘状況
昨年発掘した区では城壁の内側部分を発掘したところ昨年ガラス製品が出土した焼失建築遺構の礎石が確認され、これがその下にある別の焼土層を掘り込んで設置されていることを確認しました。このことから城壁はさらに古い時代、おそらく古ヒッタイト時代に作られ、火災に遭った後再建されたことが理解されます。
発掘作業の様子
第3次ビュクリュカレ遺跡発掘調査(2011年)を開始しました
ビュクリュカレ遺跡発掘調査開始(2011年)
2011年度ビュクリュカレ遺跡発掘調査を5月9日に開始しました。本年度は昨年確認されたヒッタイト帝国時代の城壁と火災を受けた建築遺構の調査を継続し、城壁の構造、建物の機能解明に努めます。発掘調査は6月末までを予定しています。
作業の様子
ビュクリュカレ遺跡発掘調査開始(2011)